「一過性」について。


書道の魅力の一つに一過性があります。
つまり「後戻りできない」「一発勝負」
という意味ですね(^。^)

小さい頃お習字教室で
「二度書きしちゃだめ!」と先生に怒られませんでした?

淡墨で書くとわかるのですが、墨と紙の性質からして
2度目は1度目の線とは混ざりません。
つまり二度書きはばれます(^^ゞ

最初に筆を入れた瞬間から書き終えるまでの緊張感。

そこに魅力があります。

そもそも完璧に書こうと思って書くから
ちょっとでも自分のイメージと違う線が出てしまったら

「二度書きしてもよかですか?」

というアンニュイな気持ちが出てくるものです。

二度書きをやっても法律で捕まるわけではないので
絶対だめだとは言いませんが、
自分の心の中の罪悪感が悪者なんです。
罪悪感の積み重ねが書道をする際のコンプレックスにつながります。

だから罪悪感がない人は堂々と二度書きしましょう(笑)




一つの書作品に一生分をこめる。

という心が作品に緊張感を与え、見る人を魅了するのでしょう。
練習も含めると一生のうちでいくつの作品を書くのでしょう。
一回一回の練習の時の心の持ちようでかなり変化してくると思います。


※メルマガ「簡単おもしろ書の歴史」より抜粋。
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タイトル:【 「書」を書く愉しみ 】 光文社新書より



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