金子鴎亭


今日は今年の11月5日にお亡くなりになられた
金子鴎亭(かねこおうてい)さんについて。

書道家としては初の「文化勲章」を受賞した方です。

文化勲章がどれくらいすごいかは私にはよくわかりませんが
とにかくすごいんです(笑)

書道という世界は歴史が ながーい です。
ずっとやってると人間の悪い癖で
様々な「欲」がからんできます。

欲というものは悪さをします。
自分が学んできた流派にこだわりすぎて
柔軟性を失っていくこともあります。

そんな中で鴎亭さんがやったことは
どんなことだったのでしょうか?

まさに改革です。
中国のマネばかりをしてきた日本の書道界
を変えようと日本人のための書を研究しては
普及させていきました。
いわゆる近代史文書の創始者です。

簡単に言うと
漢字ばかりで構成される中国の書
に日本独得のカナを交えたものです。

ではなぜ今までこのような
「漢字かな交じりの書」
がなかったのでしょうか?

最も大きい理由はおそらく
「難しい」からでしょう。(簡単に言うと)

漢字とかなは筆使い等技術が全く異なるものです。
両方を習得するには相当の時間と労力が必要です。
しかもその両方を混ぜ合わせた質の高い書となると
バランスも含め難しいものになります。

私自身 鴎亭さんのやられたことに大変敬意を表したいと思います。

鴎亭さんがやってきたことは書道界だけでなく
今の日本にもいえることだと思います。
アメリカ等のマネごとが多く、
日本人らしさというものがどんどん薄れていってます。

古い体質を改善するパワー
ダメなものはダメと言える勇気
自分を信じて突き進むエネルギー
新しいモノを創作していく意欲。

などなど私が鴎亭さんから学ぶべき点はたくさんあります。
さぁがんばるぞー(>_<)

金子鴎亭(Otei Kaneko)
http://www.nitten.or.jp/zuhan.syo/kaneko-otei.htm

http://www.kowado.net/otei.htm

漢字仮名交じり
http://www.ozone.ne.jp/kamiura/testgeijutu/tenji/11201.htm

新宿区の名誉区民
http://www.city.shinjuku.tokyo.jp/about/about_meiyokumin.html



金子鴎亭
明治39年5月9日、北海道松前郡雨垂石村生まれ。
昭和7年に書の道を志し上京、新しい書の理念を探究し、
芸術としての現代書の創造を提唱する。
明治、大正、昭和に生き、近代の書の普及と啓蒙(もう)に努めた
比田井天来(1872―1939年)のもとで書を学び、
現代書の「近代詩文書」というジャンルの確立に尽力し、
その第一人者として現在も作品を発表し続けている。
明治39年5月9日、北海道松前郡生れ。本名は賢蔵。
比田井天来に師事。調和体の書に造型性と思想を融合させた
近代詩文書運動を興す。六朝北魏の楷書、木簡等を研究。
日展文部省大臣賞・文化勲章受章・文化功労者、
芸術院賞・日展参事・毎日芸術賞・勲三等旭日章・
名誉都民・創玄会長・毎日書道会名誉顧問・近詩協会長。





※メルマガ「簡単おもしろ書の歴史」より抜粋。
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タイトル:【 「書」を書く愉しみ 】 光文社新書より



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