「 “言葉”をかく! 」「言葉」について。 (インフォシーク国語辞典より) ●ことば 【言葉/▽詞/▽辞】 ------------------------------------------- (1)人の発する音声のまとまりで、その社会に認められた意味を持っているもの。 感情や思想が、音声または文字によって表現されたもの。言語。 (以下2〜10まで続く) ●もじ 【文字】 ---------------------------------------------- (1)言語の伝達手段の一つとして使われる符号。点・線などを組み合わせたもの。 漢字などの表意文字、ローマ字・仮名などの表音文字に二大別される。 文字の起源は事物をかたどった絵にあり、 象形文字・表意文字・表音文字へと進んだと考えられる。もんじ。字。 とあります。 このことからも「文字を書く」と「言葉を書く」では意味がぜんぜん違いますよね。 話はいったん中国旅行に戻りますが、 中国の著名書道家の方々とも席を同じにし、 日本と中国の書の違いについて語ってきました。 日本では「書道」と言います。 中国では「書法」と言います。 日本には「道」とついています。 単に文字を書くだけでなくそこに「道」が生じてます。 礼儀作法もさることながら、書くときの気持ち等も重要視されます。 中国では、どちらかというと筆法などの技術面に偏っています。 どちらも魂をこめてかきあげるという点では同じですが、 あきらかに日中の書に対する概念は異なります。 どちらがよいというわけではありませんが、 私はあえて「道」にこだわりたいと思います。 私は肩書きを「書家」ではなく「書道家」としているのですが、 それは自分なりの書の道をつくっていくという気概があるからです 道をつくる要素の中でも重要視しているのが「言葉」という概念です。 プロとして、技術面で長けていることは当たり前です。 言葉に対する思いを書に変換する作業がとても難しいことです。 私の生徒さん達にも色々と挑戦させています。 言葉をイメージし書いてもらいます。 例えば「今日の自分の「心」を色紙に自由に書いてみましょう。」 ルールはありません。自分解放したもん勝ちです。 ふで文字やの今集の書の中から例を抜粋してみました。 ちょっとご覧下さい 「心」高揚、興奮、喜びが入り混じっている感情を表しました http://www.fudemojiya.com/konsyu/kokoro2.htm 「香」去年キンモクセイの香りを自宅の玄関で 感じた時の気持ちを表してます。 http://www.fudemojiya.com/konsyu/kaori.htm 「雨風陽」実際に自宅の庭で起きた現象を書にしました http://www.fudemojiya.com/konsyu/amekazeyou.htm こういう風に、わかりやすい変換作業も書の醍醐味だし、 ここまで意識をしなくても、自分で考えた文章を書いているときに 感情が乗っていれば それはそれで「言葉」としてある種のパワーを発するでしょう。 (例:http://www.fudemojiya.com/futaba-mori/sakuhin/index.htm ) みなさんは、「言葉」を意識して筆をとっていますか? 与えられたお手本を模写する作業だけに没頭しすぎないように注意が必要ですね。 ※メルマガ「簡単おもしろ書の歴史」より抜粋。 メルマガのお申込はこちら
タイトル:【 「書」を書く愉しみ 】 光文社新書より トップに戻る |