「落款とはなんぞや」落款と言うと印のみと思ってる方が多いのではないでしょうか? 落款の定義として 「筆者の姓名、雅号を署し、印を捺してその作品の完成を示すもの」 (川邊尚風氏) 昔はよく、上記に加え、書いた年月、場所、目的、内容などを 書く作品もよく見られます。 稀に書いたときの気持ちや状況等を書いた作品もあります。 印の種類には姓名印、名印、雅号印、引首印などがあります。 最近の流行としては、本文の書や余白美等を 重要視しているのか、署名と印1顆(「か」と読む。印の数え方) もしくは2顆だけのものが多いですよね。 かな作品に関しては印1顆だけのものも多く見られます。 昔の書家は1つの作品を書き上げるたびに 自分でその作品のための印を彫っていたそうです。 もしくは印職人に作品を見せ創らせていたそうです。 私は今自分用の印を5つ持っていますが それを作品ごとに使い分けるのを楽しんでいます。 作品ごとに印を創っていたら大変なことになりますね(^^ゞ もちろん昔の人も毎回ではなく、使いまわしもあったようですが。 ちなみに私は知り合いの職人に彫ってもらっています。 その人の個性的な作風と人柄が好きなんです。 http://www.fudemojiya.com/inkan/ いずれにしても落款は書作品にとってものすごく重要なものですよね。 色紙でも紙でもそうですが、やはり最後の捺印は緊張感が走ります。 ※メルマガ「簡単おもしろ書の歴史」より抜粋。 メルマガのお申込はこちら
タイトル:【 「書」を書く愉しみ 】 光文社新書より トップに戻る |