「落款 パートU」について。


前回、落款の基本についてご説明しました
http://www.fudemojiya.com/syo/rakkan.htm

を一度ご覧になってください

落款についての情報を集めると、
これといった定義が見つからないのが現状です。
ある程度の暗黙の了解でのルールはあったとしても、
時代や作者の個性によってだいぶ変わってきています。

引首印などは中国でもあまり見られませんでした。
宋時代の作品にはたくさんあるようですが。

ある程度の知識を持ったら印で遊ぶことをお勧めします。
彫ることも楽しいですが捺印する位置を考える時間を
満喫することをお勧めします。

白黒の世界にワンポイント入る何とも言えない
あの赤色がたまりませんよね。

ちょっとこの作品を見てください

「光」
http://www.fudemojiya.com/konsyu/hikari2.htm

例えば私はこの作品を書く時に印の位置で満喫しました。
自分にとっての理想の光をイメージ筆をとりました。
印自体を自分ととらえ、その光を作り出すとして
この位置に決めました。通常ならありえない位置ですよね。


様々な人に作品を書かせて
「自由に印を押してください」

と言うと本当におもしろいアイデアが生まれます。
印が主役で墨が脇役になった作品もありました(^^ゞ

結果として自分にも他人にも訴える作品であれば
私は好きな位置でよいと思います。

紙の白と墨色と印の赤。この組み合わせは本当に奥が深いものです。

落款についてのご意見などお待ちしております。



※メルマガ「簡単おもしろ書の歴史」より抜粋。
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タイトル:【 「書」を書く愉しみ 】 光文社新書より



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