「青蓮院 〜流派とは〜


流派と言えば、師匠と弟子。
技術や知識、知恵を弟子が受け継ぐ。
その流派だけに伝わる手法を尊守します。

この考え方、やり方はいつから始まったのでしょうか

流派書道と言われる中で最も有名なのが
「世尊寺流」三跡の1人藤原行成を頭とする流派です。
行成のカリスマ性が後世に流派というものを作り出しました。

つまり書風そのものが受け継がれるので、
世尊寺流の書はすべて行成に似てくるわけです。
それまでは、何となく受け継がれていたものが、
システマティックにしっかりと受け継がれていく仕組みです。

当時この影響力はとても強く、
中国の書風に対して、和様書道と言われる日本独特の
書風の根本になったのがこの世尊寺流なわけです。

そして、次に室町時代くらいから勢力を増した
「青蓮院流」が有名です。

先日、青蓮院で初の舞台があり、
私はそこで最澄の言葉を書き連ねました。
(大きなパネル8枚!走りながら。)
最後に青蓮院門主が光スペクタクルの中散華をするという、
壮大な舞台でした。

この青蓮院で育った流派「青蓮院流」は、
ついに世のスタンダードとなり、
江戸時代には、公式文書や寺子屋のお手本になりました。

このように流派書道は日本の書の歴史において
とても重要な意味を持ちます。

そして今でも書壇、書道界という形で、
この流派の考え方が行き渡っているのです。





※メルマガ「簡単おもしろ書の歴史」より抜粋。
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タイトル:【 「書」を書く愉しみ 】 光文社新書より




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