「 世界から見た書 1 」現在、漢字を使用している国は 中国、日本、台湾の三国です。 そもそも中国で生まれた漢字は、 中国の強烈な影響力のおかげで、アジア各地に広がりました。 韓国やベトナムでは、もともとは漢字が使われていましたが、 欧米などの列強国に対抗するため、独自の漢字を作りました。 (ベトナムの言葉と文字参考:http://www.jca.apc.org/baj/MottoV.htm#VOL.5 ) 韓国では皆さんもよくご存知の「ハングル」 ベトナムでは「チュノム(字喃)」 参考サイト:http://www.honco.net/japanese/03/caption/caption-3-04-j.html という独自の漢字が生まれました。 韓国ではハングルが標準になり、 ベトナムでは、チュノムがローマ字の威力に負け、 ローマ字でベトナム語を表記するようになっています。 しかし、漢字を忘れることは、 自分達の国の文化を否定することになるという 識者達の運動によって、 韓国とベトナムでは、漢字教育が広がっているようです。 私達、日本人が江戸時代の文字を学ぶようなものですね。 そもそも漢字は時代によって、 様々にその形を変化させてきましたよね。 中国だけ見ても、篆書が生まれ、 隷書、草書、行書、楷書と変化していき、 日本でも「仮名」が生まれました。 私が先日、国士舘大学にて講師として招かれ、 中国、韓国の学生達と書道について語り合ってきました。 中国では簡体字化が進んで、 韓国では、漢字教育が進み、 世界で見ても、パソコンが普及したために、 逆に、手書きの漢字(=書)の魅力が クローズアップされていることを確信しました。 若い子達には、書は「かっこいい」と思えるのです。 ましてや今は世界中に書、漢字の魅力が伝わっていて、 ブームを巻き起こしています。 漢字は時代とともに変化していますが、 絶対的な魅力は永遠に残るものだと思います ※メルマガ「簡単おもしろ書の歴史」より抜粋。 メルマガのお申込はこちら。
タイトル:【 「書」を書く愉しみ 】 光文社新書より トップに戻る |