「書体の変化」U。


主に書体と言えば5書体です。
「楷書」「行書」「草書」「隷書(れいしょ)」「篆書(てんしょ)」

※ちなみに「体」という字はもともと「體」です。
「骨が豊か」と書いたほうが「からだ」っぽいですよね。
 だから書体辞典では「五體字類」と書いてあることが多いのです。

書体のおおまかな流れ

・絵から象形文字へ変化していき
・秦の始皇帝が度量衡の統一とともに「篆書体」を国字とし
・漢時代には「隷書」へと移り変わり
・漢帝国が終わる頃には「楷書」が完成している。

草書は、篆書の早書きからくずれたものものもあるし、
隷書や行書がくずれた草書もあります。
草書はとてもあいまいな書体なのです。
だから他の書体に比べて自由度が高く、
王鐸などの人気も高まるのもわかります。

書体は、一気に変わるものではなく、
時代に合わせてゆっくりとじわじわ変化していきます。
しかも順番にきれいに移り変わるものではなく、
入り混じりながら。

パソコンフォントが今でも流行が移り変わり、
種類も増えていってます。

今のところ「楷書」が王様のように君臨していますが
(楷書が「ゴシック体」や「明朝体」を生んだ)

漢字という枠の中では楷書を超える完成度は出てこないかもしれませんが、
漢字そのものの意義が変化していますので、
そう考えるとこれから先に楷書を超える書は出てこないとは限りません。




※メルマガ「簡単おもしろ書の歴史」2005年7月号より抜粋。
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タイトル:【 「書」を書く愉しみ 】 光文社新書より



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