「 と書の関係 

書道において水は欠かせない存在ですよね。
今度、水に幼い頃から興味を持っていた私が、
水のイベントにて書道ワークショップをします。
(詳細は下記)

書における水の存在をもう一度復習してみましょう。

よく「水と油」という言葉を聞きます。
仲が悪いという意味で使います。

しかし、よく考えてみると、
書で使う「墨」は元々油からできています。

松の油やなたねの油などをチリチリ燃やして、
こまかーい「煤」だけを取り出します。

それを水とニカワで混ぜて固めます。
仲が悪い水と油でできているのが「墨」なのです。

そしていつのまにか「水」はいなくなって
墨はカチコチに固まります。

その墨をまた「水」で溶かします。
水に溶けた墨の粒子を筆で吸い取ります。

それを紙がまた吸収します。

※水の分子結合の力による表面張力を
 利用してうまく筆から紙に渡ります。
 (原子や分子の話も大好きです(笑))

そして!!

紙に墨をしみこませたと思ったら!

「水」はまたいつのまにいなくなって、
紙と墨だけを残すのです。

なんと、なんと素晴らしいやつでしょうか。水。

油と仲が悪いなんてとんでもない。
油だろうが、何の物質だろうが嫌がりません。
やつは本当に素直なやつです

何も文句言わず汚れを流すし。
汗や水や涙となって心の汚れも落としてくれるし。

うぅ 水。。。あんたってやつは。。




※メルマガ「簡単おもしろ書の歴史」より抜粋。
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タイトル:【 「書」を書く愉しみ 】 光文社新書より



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